水谷千重子:皆さま、ありがとうございます。お芝居「CAKUGO」を観ていただきました。博多座での公演は今日が千穐楽ということで、皆さま本当にご来場ありがとうございます。この格好で千重子がしゃべるのは、ちょっとなんだか新鮮な感じがしますけれども…。さて、千穐楽ということなので、お一人お一人お言葉をいただきたいと思います。まずは的場の浩ちゃん、よろしくお願いします!
的場浩司:博多座千穐楽にご来場いただきまして誠にありがとうございます。的場浩司です。連日、博多座にいらっしゃるお客様の温かいご声援に支えられながら、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。またこの博多座という素晴らしい板の上に立てるように、日々、精進しながら役者道を磨いていきたいなと思っております。またお会いしましょう。最後にこの場を借りて…先生、まだまだ背中追いかけます!
生駒里奈:アンジェリナ役を務めさせていただきました生駒里奈です。本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。千重子先生のおかげでこうやって博多座に立つこともできまして、すごく嬉しいです。今回こういう役柄なので演じる生駒ちゃん自身、ちょっとメンタルがやられると言いますか…役とはいえ、千重子先生に向かってあんな台詞を言うのは…みたいなものが日々蓄積されてきて、博多座の公演期間中、結構ウッ…ってなっていたんですけど。それを癒してくださったのが博多の美味しいごはんでした。イカも食べたし、ラーメンも食べたし、馬刺しも食べたし…素材が活きていて、すっごく美味しくって!本当にご飯に支えられて元気いっぱい千穐楽を迎えることができました。また、この舞台で立てるように日々精進してまいりたいなと思いますし、皆さんにもお会いしたいなと思いますし、何より博多のごはんにまた会いたいなと思いますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
川西賢志郎:ケネス・ウエスト役の川西賢志郎です。本日は皆さんありがとうございます。博多のお客さんはすごくあったかいイメージがあって楽しみにしてきたんですけど、そのお客さんのあったかさと…あとごめんなさい、ごはんの話ばっかりになっちゃうけど、本当にごはんが美味しいじゃないですか。海鮮はもちろんのこと、ラーメンとか餃子とかカレーとか、なにを食べてもいろんなものが美味しいみたいな。それを毎日いろいろ食べながら、ふと、”千重子先生が提供してらっしゃるエンタメって、博多のごはんみたいな感じやな”という風に思えて。「あれもある!それもある!これもある!」みたいな。だから博多のお客さんが公演を全力で楽しむことができてらっしゃるのは、“博多の美味しいごはんをいろいろ食べてるからなのかな”と、自分の中で繋がった感じもありまして。本当に、今日もあったかいお客さんの前で、最後に明太子カラーのジャケットを着て踊ることができて、光栄に思っております。博多の楽しかった思い出と、街に香るほのかな豚骨ラーメンの香りをスーツケースに詰め込んで帰りたいと思います。ありがとうございました。
神里優希:ユークリッド・ゴドリック役を演じました神里優希です。僕は今回、初めて『水谷千重子50周年記念公演』に参加させていただいています。本当に博多のお客様はあたたかくて…あたたかくて。
(生駒「合ってるよ」)
あたたたかくて。
(千重子「”た”がちょっと多いかな」)
それもやっぱり千重子先生が僕を博多に連れてきてくださったおかげで、こういう温かさを感じることができてるなと思っております。本当に千重子先生ありがとうございます。そして、こんなに錚々たるキャストの皆様と共に博多座でお芝居いできたことが本当に最高に楽しい時間でした。本当にありがとうございます。大阪公演がまだ残ってるんですけれども、来られる方もそうでない方も、最後までお心をお寄せくださると幸いです。本日はありがとうございました。
高橋ひとみ:ジャネット・ブリジトール役を務めさせていただきました高橋ひとみです。今日はお越しいただきましてありがとうございました。私はこの博多座の千穐楽、今日でジャネット・ブリジトール役を卒業することになりました。大阪公演は(ダブルキャストの)YOUちゃんにバトンタッチをしまして、YOUちゃんが大阪で皆さんをお待ちしております。そして、私にとっては前々回の千重子先生の公演の時に連れてきてもらって以来の4年ぶりの博多座に来られて本当に幸せです。ホテルの方も「お帰りなさい」って言ってくださって…博多の皆さんの温かい声援に包まれながら、たくさんの公演をやらせていただいて幸せでした。もし次に来られるようなことがありましたらその時は、先生の50周年を超えない芸歴でいられたらいいなと思います。頑張ります。本当に今日はありがとうございました。
ガンバレルーヤまひる:コネ姉妹B、マー・チャン・リーを演じましたガンバレルーヤのまひるです。本日は本当にありがとうございました。えっと…フローレンスの靴をハサミで切ったのは私です…。意地悪な姉妹の役だったんですけど、いつも博多のお客様は温かく迎えてくださって、毎度毎度ワクワクしながら舞台に立たせていただきました。本当にありがとうございました。これからまだ9月で暑い日が続きますけど、10月に入ると急激に寒くなったりするので、体調を崩すことございませんように、お身体にご自愛ください。本日は本当にありがとうございました。
千重子:まひるちゃんは素なのか、小学生の男の子なのか…難しいのよね。今のは、まひるちゃんね?
まひる:今のは私です。
ガンバレルーヤよしこ:コネ姉妹A、ヨッシー・リーを演じましたガンバレルーヤのよしこです。本当に博多座さんという素晴らしい場所で即興コントさせていただけるという、なかなかない経験をさせていただいて…千重子先生や皆さんが温かく受け入れてくださったので、すごく楽しくお芝居ができました。舞台上でも皆さんとの微笑ましい場面もあったり…。
(千重子「さっきの即興コントの時に、3人でやってたフリースタイルのところね」)
そこで「盗撮した写真をSNSに載せるのは違法ですよ」っていう即興のセリフを3人でやっていたのですが、その後、舞台袖にはけた後に、高橋ひとみさんがすっごい泣きそうなお顔で「ごめんなさい。私、昨日お2人の写真を無断でSNSに掲載しちゃいました…つかまるかな」って、すごい焦っていらっしゃって(場内爆笑)。
(高橋「そのことを言ってるんじゃないかと思って…ドキドキしちゃった」)
(千重子「どんどん宣伝していただくのはありがたいです。本当に、ひとみちゃんは可愛らしいのよ…」)
よしこ:可愛らしいんですよ…ひとみさんは今日で大千穐楽ということで、さみしいです本当に。
千重子:よしこちゃんもね、本当に博多座公演お疲れ様でした。ということで、以上でございます。
バッファロー吾郎A:キャー!キャー!キャナルシティー!千重子先生!キャナルシティじゃないですよ!こっから歩くとちょっと遠いキャナルシティじゃないですよ!
千重子:今、キャナルシティ劇場で行っている公演の中でも、シャンデリアが落ちてくるらしいわよ!
皆:ええ⁉
千重子:だから博多座とキャナルシティ劇場という近いところでシャンデリアが 2台落ちてるのよ!2台、2台。
バ吾A:2倍、2倍。
千重子:それは高見山関です!丸八真綿の話はしてませんから。お願いしますよ、Aちゃん。よろしくお願いします。
バ吾A:ピーター・エーレンバーグ支配人を勤めましたバッファロー吾郎Aです。拍手ッッッ!!!
千重子:そんな自分でお客様の拍手を促すものじゃないでしょ!自分でやめてそういうの。
バ吾A:本当に楽しく演じさせていただきました。あの…これリップサービスなんかではなくて、千重子先生が博多座に入る前に「博多のお客さんはあったかいし、私、本当に博多座公演が楽しみなんです」っておっしゃっていて…。
千重子:本当に博多が大好きなんです!
バ吾A:拍手ッッッ!!! 先生のおっしゃる通り、本当にあたたかく見守っていただきまして。僕も出番前は“お客様を楽しませるつもりで出てきたつもりが、最後は皆様に楽しませていただきました。”あ、これ中島みゆきさんの締めのセリフなんです。
千重子:もう!でも、本当にそう思ったでしょ。お客様からパワーをいただくというか。
バ吾A:本当にその通りでした。本当にありがとうございました。
千重子:Aちゃんは、後頭部のシルエットがキダ・タローちゃんに似てるわよね。
バ吾A:誰が「探偵!ナイトスクープ」の顧問なんですか!千重子先生も(老フローレンスの)髪の毛の雰囲気がね、晩年の石ノ森章太郎先生に似ているんですよね。
千重子:本を書きましょうか?「ホテル」というドラマを!ありがとうございます。
千重子:そして、私たちを支えてくださったアンサンブルの皆様、ありがとうございます。お芝居から殺陣から全てやってくださいました。本当にありがとうございます。このように、水谷千重子一座で楽しくやらせていただいております。博多座は今日が千穐楽となりましたけれども、毎公演、3階席まで連日満席でお客様に入っていただいて、たくさん盛り上げてくださって本当に感謝です。ありがとうございます。またこの顔ぶれでね、皆さんとここ博多座でお会いできたら嬉しいなと思いますので、その時は是非観に来ていただきたいなと思います。本日は皆さんありがとうございました!
大阪・新歌舞伎座
2025年9月27日(土)~10月5日(日)
